国際連合大学レポートがサイクルの不足を露呈

6月 1st, 2015

世界WEEEリサイクル

国際連合大学は世界WEEEリサイクルの不足を補うよう行動を起こすことを要求

国際連合大学は“サステイナビリティ高等研究所”の “世界電子廃棄物モニタリング2014” レポートで、廃棄電気・電子製品(WEEE)およびその収集、リサイクルに関して、依然多くのグローバル問題が存在していることを明らかにしました。

レポートでは、2014年には4190万トンのWEEEがリサイクルされずに直接捨てられたと指摘しています。最も不可解なのは、このリサイクルの価値が推定約490億ユーロであるということです。事実、レポートではヨーロッパのWEEE廃棄物には金300トン、プラチナ20万トン、鋼鉄1600万トン、そして大量のその他の金属が含まれていると指摘しています。もちろん、その他大量の有毒金属や要素も含まれています。

国連の副秘書長兼国連環境計画署署長であるAchim Steinerは、“世界はまさに空前の電子廃棄物の津波の始まりに面している”と警告しています。事実、レポートでも、2017年までに、合法的かつ環境に無害な方法で処理されない廃電気・電子製品(WEEE)は5000万トンに増えると指摘されています。

国際連合大学のレポートでは、4000万トン余りの電気・電子製品廃棄物(WEEE)の中で、合法的にリサイクルされたものは650万トンしかないと指摘されています。ここからも分かるように、まだまだ努力すべき余地が大いにあるのです。

WEEE Recastとも呼ばれる新しいEUのWEEE指令が2014年2月14日にEU範囲内で発効すると決まっていても、WEEE収集およびリサイクル措置の不足により、これらの問題はヨーロッパでさらに複雑化しています。今でも、多くの加盟国がWEEE指令を国家級法規に転換しようと努力しており、欧州連合委員会も即時に行動を採らなかった一部の加盟国リストを欧州司法裁判所に提出しました。

もっと詳しく:

世界電子廃棄物モニタリング2014 サステイナビリティ高等研究所 ヨーロピアン・リサイクリング・プラットフォーム(ERP): WEEE指令の国家級法規転換の最新状況

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