300万トンをリサイクル

2月 6th, 2018

ヨーロピアン・リサイクリング・プラットフォーム(ERP)が300万トンの電子ごみをリサイクル処理

ヨーロピアン・リサイクリング・プラットフォーム(ERP)はヨーロッパの循環経済に重大な貢献をし、EUの関連政策に呼応している。

ヨーロピアン・リサイクリング・プラットフォーム(ERP)は2002年の設立以降、既にヨーロッパにて300万トン以上の廃電気電子製品(WEEE)をリサイクル処理しており、成功へのマイルストーンとなりました。この数字はEUの年間WEEE生産量 に等しく、WEEEのリサイクルは貴重な天然資源の節約となるばかりでなく、環境や人類の健康の改善にも役立ちます。ERPは、3200万トン以上の二酸化炭素排出の削減を含む、300万トンの電子廃棄物のリサイクルによる環境への効果を強調したグラフを作成しました。

 

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世界中のWEEE数量は絶えず増え続けています。最近公開されたグローバル電子ごみモニタリング・レポートでは、2021年までに、世界のWEEE生産量は5200万トンに上り、ごみ埋め立て場や土壌および地下水汚染によって発生する有害物質は人類の環境や健康に対して甚大な影響を及ぼし、貴重な天然資源の損失、そして経済にも不利な影響を与えると指摘しています。電子廃棄物の環境に対する危害を減らし、資源を節約するために、従来の線形経済から循環経済へモデルチェンジすることは必須です。

廃棄物リサイクルについて、欧州連合理事会、欧州議会、欧州連合委員会は、三者会議を開き、欧州連合委員会が2018年1月16日にプラスチック削減戦略を発表して、ERPはその表明に賛成しました。両者ともヨーロッパの循環経済を強化することで、WEEEや電池、包装リサイクルの重要ステップをさらに向上させることを目指しています。

ERPのCEOであるUmberto Raiteriは、“EUは生産者責任の延伸の強化、ならびに廃棄物市場における競争の創造を提唱しているが、ERPは非常に楽観視している。ERPが300万トンのWEEEをリサイクルした実績はEUの循環経済に対して重大な貢献となっており、激烈な競争環境の中で、生産者に合理的なコストを負担させ、生産者責任の延伸は環境に莫大な利益をもたらすことも証明している。また、イノベーションが促進されることで、リサイクルがより効果的になり、有害物質排出の削減や循環経済効果の向上がもたらされる。”と話しています。

廃棄物のリサイクルに関して、ERPは全ての利益関係者の役割と責任について明確に定義することに賛同します。その他、遠距離でA会員国からB会員国へ販売する販売者にとって、生産者責任の延伸は生産者の横着を防ぎ、公平な競争環境を築くことにもつながります。ただしERPはまた、最近の折衷方法は生産者責任に対する明確な定義に欠けていると指摘しました。生産者は一部の会員国の生産者責任に束縛され、自身に有利な方案を自由に選ぶことが出来ず、公平に競争できないかもしれません。プラスチック削減戦略に関して、全てのプラスチック材質包装が費用便益を具えた方法でリサイクルでき、生産者責任延伸の原則を強化するよう、ERPは内部から包装および包装廃棄物指令の修訂に働きかけています。

300万トン以上のWEEEをリサイクルしたという行為は、ERPのヨーロッパリサイクル市場における重要性を再び際立たせました。それは全てERP独自の汎ヨーロッパにおけるネットワーク(15ヶ国において35のコンプライアンス計画を持つ)、強大な経験と専門知識、革新的なリサイクル戦略および汎ヨーロッパのリサイクルサービスのために創造した機会のおかげであり、これからもERPはヨーロッパ循環経済において更に多くの貢献をしてまいります。

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